Jamieson-Fausset-Brown Commentary Critical and Explanatory on the Whole Bible
Robert Jamieson, A. R. Fausset, David Brown · 1871
Commentary Critical and Explanatory on the Whole Bible (1871). CCEL expanded electronic edition states it is in the public domain.
- 翻訳進捗
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- 原文言語
- en
緒言
アモス(ヘブル語で「重荷」を意味する)は
(アモ 1:1)
ユダの小さな町テコアの羊飼いであった。テコアはベツレヘムの南東六マイル、エルサレムから十二マイル、大荒野の境界に位置する
(代下 20:20;
比較
代下 11:6)。
その地域は砂地であったため、農業よりも牧畜に適していた。それゆえアモスは羊の群れを所有し養い、シクモルイチジクを集めた。だからといって前者が卑しい職務であったわけではない。モアブのメシャのように
(王下 3:4)、
王自身がその務めに当たっていた。とはいえアモスは
アモ 7:14, 15
から見て、身分の低い者であったと思われる。
彼はユダに属する者であったが、神から命を受けてイスラエルで預言者の務めを果たした。後者の王国には詐欺師が多く、神の預言者たちは概してイスラエルの王たちを恐れてユダへ逃げたため、ユダからの真の預言者がそこには一層必要であった。彼の名はイザヤの父アモツ(Amoz)と混同してはならない。
彼が預言した時期は、ユダの王ウジヤと、イスラエルの王ヨアシュの子ヤロブアム二世の治世であった
(アモ 1:1)。
すなわち二人の王の治世が重なる期間の一部であり、おそらくヤロブアムの晩年、その君主がスリアから「ハマテの入口からアラバの海までのイスラエルの領土」を回復した後のことであろう
(王下 14:25-27)。
というのも、アモスはまさにこの同じ領土、「ハマテの入口から荒野の川まで」がイスラエルの苦しめられる場となるであろうと予告しているからである
(アモ 6:14)。
また彼が当時存在した贅沢な安息の状態に言及したこと
(アモ 6:1, 4, 13)
と、アッシリアの敵によってそれが速やかに終わることに言及したこと
(アモ 1:5; 3:12, 15; 5:27; 8:2)
は、ヤロブアムの治世の後半を指し示している。その治世は紀元前七八四年、すなわちウジヤの治世第二十七年に終わり、ウジヤの治世は紀元前七五九年まで続いた。
彼はホセアと同時代人であったが、ホセアはウジヤ以後の王たちの治世にも預言を続けた
(ホセ 1:1)。
一方アモスはその君主の治世に預言をやめた。彼の働きの場は、偶像の子牛が立てられたベテルであった
(アモ 7:10-13)。
そこで彼の預言は偶像の祭司アマジヤを刺激し、アマジヤは彼を陰謀の罪で訴え、ユダへ追い返そうとした。
最初の六章は比喩を含まず、最後の三章は象徴的であるが、説明が添えられている。彼はまず隣接する諸民族を、次にユダ人を、その次にイスラエルを(第三章から終わりまで)責め、メシヤの下での回復の約束で結ぶ
(アモ 9:11-15)。
その文体はヒエロニュムス(ヒエロニムス)によれば彼の卑しい出身を示しているとされるが、荘重さには欠けるものの、規則正しく明快で力強い。彼の比喩は彼が親しんだ自然の光景から取られている。その韻律は流麗であり、並行法は正確であり、描写は緻密で生き生きとしている。いくつか独特の表現が現れる。「歯の清さ」、すなわちパンの欠乏
(アモ 4:6)、
「ヤコブの Excellency(栄光)」
(アモ 6:8; 8:7)、
「イサクの高き所」
(アモ 7:9)、
「イサクの家」
(アモ 7:16)、
「風を造られる方」
(アモ 4:13)
などである。ヘンゲステンベルク(Hengstenberg)は、アモス書の証拠、すなわちイスラエルおよびユダに存在した制度が(ヤロブアムの子牛を除いて)五経の規定に従って形作られていたという事実から、モーセの記録の真実性に対する有力な論証を導き出している。
新約聖書にはアモス書からの引用が二箇所ある。比較せよ。
使徒行伝 7:42, 43 と アモ 5:25, 26、
および
使徒行伝 15:16, 17 と アモ 9:11。
フィロ(Philo)、ヨセフス(Josephus)、メリトン(Melito)の目録、ヒエロニュムス、ユスティノス・マルティル(Justin Martyr)(トリュフォンとの対話 22でアモス書の第五・六章を「十二の小預言者の一つ」として引用)、およびラオデキヤ会議の第六十正規がアモス書の正典性を支持している。