牧者(牧畜人)

職分

家畜を飼う者であり、エジプトでは最下層の階級に属したが、イスラエルでは君主の時代に「牧者の長」が高い身分の役人であった。

エジプトでは牧畜人はおそらく最下層の階級に属したであろう。ヨセフの兄弟たちのうちの幾人かはパロの家畜を管理する者となった(創 47:6, 17)。イスラエルの民はエジプトで「家畜を飼う者」として知られ、そこを去るとき彼らの羊の群れと牛の群れを連れて出た(出 12:38)。ダビデもサウルも、ともに「家畜のあとに従う」ことから王位に上った(サム上 9章; 11:5; 詩 78:70)。ダビデの牧畜の責任者たちは彼のおもだった役人に属した。富裕な族長の娘たちもまた家の羊の群れを飼うのが常であった(創 29:9; 出 2:16)。「牧者の長」は君主の時代に高い地位の役人であった(サム上 21:7; 代上 27:29を比較せよ)。牧畜人たちは天幕に住み(イザ 38:12; エレ 6:3)、家畜のための囲い(民 32:16)と、迫り来る危険を見張るための見張りやぐらがあった(ミカ 4:8; ナホ 3:8)。

代表・関連聖句