れだま
動植物パレスチナの荒野に多い砂漠の低木で、燃料や極限状況の食物として用いられた。
ヘブライ語ロテムは、アラブ人がレテムと呼び、スペインえにしだとして知られる植物で、ゲニスタ属に分類される。これは砂漠の低木で、パレスチナの多くの場所に豊富に生える。アカバからエルサレムへの旅について、ロビンソン博士は次のように述べている。「これはこれらの砂漠で最も大きく目立つ低木で、ワジや谷間に密生している。私たちのアラブ人たちは、できる限りこれが生えている場所を宿営地に選んだ。夜に風を避けるためである。また日中、彼らがしばしばラクダより先に進むとき、日差しを避けるためレテムの茂みの下に座ったり眠ったりしているのを、私たちは少なからず見た。預言者エリヤが同じ低木の下に横たわって眠ったのも、まさにこの砂漠、ベエル・シェバから一日の道のりの所であった」(I列19:4、5)。それは燃料の材料となり、また極限の場合には人の食物にもなった(詩120:4、ヨブ30:4)。パランの荒野の宿営地の一つはリテマ、すなわち「れだまの場所」と呼ばれる(民33:18)。
「シナイのベドウィンは、今もこの同じ植物を焼いて、非常に強い熱を発する炭を作る。」