たたく
その他東方の習慣では、私生活を尊重するしるしとして外の門で呼ぶ、またはたたく行為であり、懇願やキリストの来臨のしるしとしても用いられる。
「東方の人々は自分の私生活を非常に大切にするが、部屋に入ろうとする時には決してたたかず、警告も儀礼もなしにそのまま入って来る。アラブ人のしもべに戸をたたくことを教えるのは、ほとんど不可能である。彼らは外の門で、呼ぶか、たたくかして知らせる。立って呼ぶことは、非常に一般的で礼儀正しい方法である。したがってモーセは、質物を取る者に、外に立って持ち主に出て来るよう呼ばせた(申 24:10)。これは、残酷な債権者の乱暴な侵入を避けるためであった。ペテロは外の戸のところに立ってたたいていた(使 12:13、16)。また、コルネリオによってヨッパへ遣わされた三人は、尋ねて『門の前に立っていた』(10:17、18)。その趣旨は、私生活を守る番人は入口に置かれるべきだということである。」
たたくことは、切なる願いのしるしとして(マタ 7:7、8、ルカ 13:25)、またキリストの来臨のしるしとして用いられる(ルカ 12:36、黙 3:20)。