月(ツキ)
度量衡出エジプト以後、ユダヤ人の一か月は太陰暦によっており、宗教の祭りの周期が月に依存した。
エジプト人の間では出エジプトのはるか以前から各三十日から成る一か月が用いられ、これが彼らの計算の基礎を成していた。モーセの律法が制定された時から、ユダヤ人の間で一か月は太陰暦であった。宗教の祭りの周期は月に依存した。一か月の始まりは新月の観測によって定められた。一年の月の数は通常十二であったが(列王上 4:7; 代上 27:1-15)、三年ごとに一か月(ベアダル)を加えて、月が季節と一致するようにした。
「ヘブライ人とフェニキア人は『月(ツキ)』を指す語として『月(ツキの光)』以外に語をもたず、加えられる一か月を挿入することによってのみ、彼らの暦がムスリムの暦のように不正確になるのを免れた。彼らがエジプト人がもっていたような真の太陽暦を用いたという証拠はまったくない。エジプト人は各三十日の十二か月と、五つの閏日(epagomenae)すなわち余りの日々をもっていた。」——Palestine Quarterly、1889年一月。