ネヘミヤ記

その他

ネヘミヤ自身が著者である書で、エズラ記の続きと見ることができ、旧約聖書の歴史を締めくくる。

この書の著者は、疑いなくネヘミヤ自身であった。この書には一人称で書かれた部分がある(1-7章、12:27-47、および13章)。しかし、ネヘミヤが三人称で語られる部分もある(8章、9章、10章)。これらの部分はエズラが書いたのではないかと推測されているが、それについて明確な証拠はない。これらの部分がこの書の中に位置づけられたのは、疑いなくネヘミヤによる。12章11、22、23節を除けば、彼がこの書全体の責任ある著者であった。

この書が書かれた年代は、ネヘミヤがペルシア訪問後、二度目にエルサレムへ戻った時である紀元前431-430年頃であったと考えられる。

歴史的にはエズラ記の続きと見なすことのできるこの書は、四つの部分から成る。(1.) エルサレムの城壁再建の記録、およびバビロンから帰還した人々についてネヘミヤが見つけた名簿の記録(1-7章)。(2.) この時期のユダヤ人の間にあった宗教状態の記録(8-10章)。(3.) エルサレム住民の増加、成人男子人口の調査、指導者たちの名、ならびに祭司とレビ人の一覧(11-12:1-26)。(4.) エルサレム城壁の奉献、神殿職員の配置、そしてネヘミヤが実行した改革(12:27-13章)。

この書は旧約聖書の歴史を締めくくる。預言者マラキはネヘミヤと同時代の人であった。