山鳩

動植物

穏やかで平和な習性により聖書でしばしば言及され、犠牲として献げることができた二種類の鳥の一つであった。

山鳩の特有の平和で穏やかな習性は、聖書でしばしば言及される。マリアは清めの時に一つがいを犠牲として献げた(ルカ2:24)。鳩と山鳩は、犠牲として献げることを許された唯一の鳥であった(レビ1:14、5:7、14:22、15:14、29など)。この鳥のラテン語名 turtur は、その鳴き声に由来し、ヘブライ語名トルを繰り返したものである。パレスチナには三種が見られる。第一は山鳩(Turtur auritus)、第二は首輪山鳩(T. risorius)、第三は椰子鳩(T. Senegalensis)である。しかし聖書の諸箇所が指すのは、このうち第一の種である。これは渡り鳥である(エレ8:7、雅2:11、12)。三月末、暑いヨルダンの空き地や谷を探しても山鳩は一羽も見られない。しかし四月の第二週に戻れば、鳩の群れが平野のクローバーをついばんでいる。それらは地の全面を覆う。到着するとすぐ、すべての庭、林、木に覆われた丘から、夜明けから日没まで絶えず、物悲しくも慰めに満ちた歌を注ぎ出す。ダビデが神に心の悲しみを注ぎ出し、自分を山鳩にたとえたのは、疑いなくその哀切で絶え間ない鳴き声による。

代表・関連聖句